映画『羊たちの沈黙』 レビュー

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日本の映画、ドラマにも大きな影響を与えた作品。
一時期ドラマ、漫画等でプロファイリングが流行りましたが、大体はこれの影響。

多分。




羊たちの沈黙

1991年公開のアメリカ映画。
監督:ジョナサン・デミ
原作:トマス・ハリス
主演:ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス


以下ネタバレ注意。




レビュー

解説、考察などは特にしていないので悪しからず。
この映画のそういうのは多くの人がしているのでもういいでしょ。


ストーリー展開と映し方(演出)がとにかく素晴らしい作品。
当時は特に指定は無かったけど、今だとR-15扱いされるかもしれない。

ジャンルは特に確立されていないようですが、日本ではサスペンス扱いされることが多いようです。
でもサイコホラー、サイコスリラーが正解かな。
ホラー、サスペンスが好きな人にオススメしたい作品。


天才であるレクターに注目が行く作品ですが、クラリスとの関係にも注目して欲しい。
当時の視聴者の大半、そして考察を主にしているサイトなどではレクターの頭脳に着目する人が多いけど、事件を解決することなど彼にとってはそれほど重要なことではない(と思う
自由を得る事、そしてそれ以上にクラリスに関心を持った事の方が重要(な気がする

続編である『ハンニバル』を観ると『羊たちの沈黙』の印象が変わるかもしれません。
レクターには『頭が良い』以外の魅力もあって、表情には出さないけど意外と感情は豊かなのである。
じゃなければクラリスには協力しなかっただろう。

脱獄のためにクラリスを利用したと答える人もいるかもしれないが、彼の能力であれば脱獄にクラリスを利用する必要性は無いのである。

もちろんアームチェア探偵のような要素はこの作品においては重要だし、それがあるから終盤まで楽しむことができる。
ただ残念なことに今観ると作中の犯罪者の異常性というのは現代の感覚ではそれほど逸脱していない気がする。
それは後に似た作品が世にあふれた影響だろう。

とはいえ当時は凄かった――という認識はやはり揺るぎ無い。
サイコスリラーのパイオニアは『羊たちの沈黙』だった。
それぐらいの感覚でもいい。


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